『まだ会ったことのない君を、探している。』
五つ星評価:★★★★★
映像美と緻密なストーリーからなる超ロマンチック映画!!

■作品情報
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| 公開日 | 2016年8月26日 |
| 制作会社 | コミックス・ウェーブ・フィルム |
| 上映時間 | 107分 |
| ジャンル | 青春/恋愛/ファンタジー |
■あらすじ
千年ぶりの彗星来訪を一か月後に控えた日本。山深い田舎町に住む女子高校生・三葉は、町長である父との関係や田舎の暮らしに息苦しさを感じ、都会への憧れを抱いていた。一方、東京で暮らす男子高校生・瀧は、アルバイトに励みながら忙しい日々を送っていた。ある日、二人は夢の中で互いの体が入れ替わっていることに気づき、次第に不思議なつながりを通して交流を深めていく。しかし、ある出来事を境に、その関係は突然途切れてしまう。
■五つ星評価
| 甘酸っぱさ | ★★★★★ |
| キャラクター | ★★★★★ |
| ストーリー | ★★★★★ ★ |
| 作画 | ★★★★★ ★ |
| 余韻 | ★★★★★ ★ |
■ネタバレなし感想
入れ替わりという王道の設定から始まるのに、映像の美しさと音楽の力で、気づけば完全に物語に引き込まれている作品。背景美術の情報量が圧倒的で、空や街の描写ひとつひとつに感情が乗ってくる。RADWIMPSの楽曲も物語と強く結びついていて、「ここで流れるのがこの曲しかない」と感じさせる配置が見事。恋愛映画としてだけでなく、「誰かを想う感情」そのものを描いた作品で、観終わったあとに理由のわからない余韻が長く残るタイプの映画。あとタイムリープものとしての完成度がシンプルに高すぎる!
物語が進むにつれて明らかになる時間のズレや彗星の存在が、この作品を単なる青春ラブストーリーでは終わらせていない。入れ替わりが突然途切れ、瀧が三葉を探し始める中盤以降は、切なさと焦燥感が一気に押し寄せる。特に、糸守町の運命を知った瞬間の絶望感と、それでも諦めずに抗おうとする姿が胸に刺さる。「名前」を忘れても想いだけが残るという描写は象徴的で、再会の場面は静かなのに感情の振れ幅が大きい。運命や時間に翻弄されながらも、人と人とのつながりを信じるラストは、何度観ても感情を揺さぶられる!

