『陰キャならロックをやれ!』
五つ星評価:★★★★★
一人一人のキャラが愛おしく、応援したくなる音楽アニメ!

■作品情報
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| 公開日 | 2022年 秋 |
| 制作会社 | CloverWorks |
| 話数 | 全12話(劇場総集編は二部作) |
| ジャンル | 音楽/日常/コメディ/青春 |
■あらすじ
「友達がほしい…!」
極度の人見知りで陰キャな女子高校生・後藤ひとりは、
バンド活動を通じて輝く青春を送ることを夢見てギターを始めた。
ある日、伊地知虹夏に声をかけられたことをきっかけに、
結束バンドのメンバーとして活動することになるが、
人前に立つことも会話も苦手なひとりの前には、
数々の試練が待ち受けていて――。
■五つ星評価
| 青春さ | ★★★★★ |
| キャラクター | ★★★★★★ |
| ストーリー | ★★★★★ |
| 作画 | ★★★★★★ |
| 余韻 | ★★★★★ |
■ネタバレなし感想
一見するとギャグ寄りの日常アニメなのに、見ているうちに妙に胸が痛くなる作品。ぼっちの誇張された妄想や崩壊演出は笑えるのに、その根っこにある不安や自己否定がリアルすぎて、どこか自分のことを見せられている感覚になる。音楽アニメとしても完成度が高く、ライブシーンは熱量がありつつも派手すぎない。明るくて楽しいのに、静かな共感がずっと続く、不思議な居心地の良さがある。劇中歌から聞いてみるのもありかも!(バンド名は結束バンド)
話が進むほど、ひとりが「急に変わらない」ことがこの作品の良さだと分かってくる。人前で倒れるし、逃げるし、自己嫌悪も相変わらずで、それでも少しずつ“できなかったことが一つ減る”だけ。文化祭やライブの成功も、才能の覚醒というより、仲間に背中を押されて必死に立った結果として描かれるのが印象的。結束バンドの関係性もベタベタしすぎず、それぞれが自分のペースで成長していく。最終話の達成感は大きいのに、ひとりはまだぼっちのままで、だからこそ続きが見たくなる、誠実な青春物語だった。

